アップルウォッチを使いたいと思う目的はさまざまあると思います。
私の場合は、気胸と心房細動の前科(?)があるので、酸素飽和度(SpO2)と心電図を測定することが目的です。不整脈なら廉価なSE2でもいいのですが、上記の理由でシリーズ9を選びました。
アップルウォッチの使い方については詳しいサイトや動画がたくさんありますので、視覚障害者がボイスオーバーという音声機能を用いて操作するノウハウを書いて行きたいと思います。
なお、ボイスオーバーの基本的な使い方については、視覚障害者とiPhoneを先にお読みください。
デジタルクラウンを三回押すと、ボイスオーバー(音声ガイド)のON/OFFを切り替えられます。
二回押すとアプリスイッチャーが表示されます。今までに起動したアプリを起動したり、メモリから常駐を削除できます。
一回押すと、アプリの一覧が表示されます。
デジタルクラウンを押す操作は、iPhoneのホームボタンと同じ役割と考えていいでしょう。
デジタルクラウンを回すと、画面をスクロールできます。
サイドボタンの長押しは、電源のON/OFFです。
一回押すと、コントロールセンターが表示されます。
二回押すと、アップルペイによる支払い画面が表示されます。複数のカードを登録している場合は、デジタルクラウンを回して支払いたいカードを選択します。
アップルウォッチのロックを外すときに、パスコードを入力するように設定しておくと、セキュリティを保持できます。ただ、デフォルトではボイスオーバーがONの状態では、数字入力にダブルタップが必要です。
パスコード入力画面でロータを回して、入力モードを「タッチ入力モード」に設定すると、数字キーをなぞって指を離すだけで入力できて便利です。
iPhoneで「Watch」アプリを開き、マイウォッチ→パスコードとタップしてから、「iPhoneでロックを解除」をオンにします。
ボイスオーバーがオフ、つまり晴眼者がアップルウォッチを使用しているときは、二本指で画面を長押しすると、振動でこっそり時刻を知ることができます。しかし、ボイスオーバーがオンになっているときは、全く効かなかったり、音声と振動両方で知らせてくれたり、文字盤をカスタマイズする画面になったりしてしまいます。私が下手なのかなあと落ち込んでしまいました。
皆様にアドバイスしていただくうちに、次の操作で確実に「Tapticタイム」が働くことがわかりました。この説明は、アップルのサイトでは見つけられませんでした。
腕を上げるとロックが解除される機能はとても便利なのですが、ちょっとした動きでアップルウォッチがしゃべりだしてしまうことがあります。
けっきょくのところ、普段はデジタルクラウン三回押しで音声をOFFにしておいて、必要なときにONにするのがいいのかも!
視覚障害者はメモを取るのが大変です。
私は以前は小型の点字器(懐中定規)とルーズリーフを持ち歩いていましたが、立ったままメモを取るのは大変です。そんなとき、アップルウォッチのボイスメモはとても便利です。
アップルウォッチで録音したメモをiPhoneで再生すると、とても高音質であることが判りました。