視覚障害者のiPhone操作


Windowsパソコンと接続して初期設定


いきなりiPhoneでの文字入力は、アンドロイドを使っていた私も大変でした。そこで、Apple IDをパソコンで取得することをおすすめします。

次に、windowsパソコンにiTunesをインストールします。 そして、付属のライトニングケーブルでパソコンとiPhoneを接続し、iPhoneの電源を入れます。通常はiTunesが起動し、初期設定を始められるはずですが、もし起動しなければ手動で起動します。

iPhoneを認識すると、初期設定画面に進みます。最新のファームウェアが公開されている場合は、アップデートを促されますので、指示に従ってアップデートします。

※2台目以降のiPhoneを設定する場合は、1台目とファームウェアのバージョンが一致していないと、環境移行ができないので、必ずアップデートしておきます。

アクセシビリティ設定からボイスオーバーを有効にすると、iPhoneから音声が出ます。Wi-Fiを使える環境であれば設定しておきます。けっこうなパケットを消費するからです。

ボイスオーバー有効時の操作

ボイスオーバー有効時は、画面に触っただけでは操作できないようになっています。

画面に触れながら、実行したいボタンやアイコンを見つけたら、ダブルタップします。もしくは、画面に触れたまま指を離さないで、別の指でダブルタップする方法もあります(スプリットタップ)。

画面のスクロールは、アンドロイドでは2本指フリックですが、iPhoneでは3本指フリックです。

複数のアプリが起動しているときの切り替えは、4本指左右フリックです。

電話の応答、切断は2本指ダブルタップです。

4本指でダブルタップすると、ボイスオーバーの操作練習ができます。音声を確認しながら、機能を覚えましょう。操作練習を終了するときも、同様に4本指ダブルタップをします。

バッテリーを節約したり、画面を周りの人に見られたくないときは

3本指トリプルタップでスクリーンカーテンのオンオフを切り替えることができます。ただ、コンビニのレジなどでQRコードやバーコードを提示して買い物をするときは、画面が真っ暗で、スタッフが戸惑ってしまうことでしょう。私はいつもスクリーンカーテンは有効にしないで使っています。

音声(ボイスオーバー)のオンオフ

視力がある人に操作をサポートしてもらったり、コンビニなどで買い物をするときは、一時的に音声をオフにし、通常のタップやスクロール操作ができるようにする必要があります。

ホームボタンがあるiPhoneでは、ホームボタンのトリプルタップに音声のオンオフを割り当てておくと便利です。ホームボタンがない機種では、サイドボタンのトリプルタップに割り当てることができるようです。

弱視者は、ズーム機能や反転クラシックを割り当てると便利かもしれません。また、複数のアクセシビリティ機能を割り当てて、必要な機能を選択・実行することも可能です。

視覚障害者に便利なアプリ

UDCastHELLO! MOVIE は、映画の音声ガイドアプリです。予め音声ガイドデータをダウンロードして、映画館に行ったり、DVDを再生しながらiPhoneにBGMや台詞を聞かせると、画面の説明をしてくれます。テレビの場合は、CM中でもどんどん音声ガイドが進行してしまうので、音声ガイドを中止して合わせてやる必要があります。

Be My Eyes ? Helping blind seeは、ボランティア登録している人に電話がつながり、周囲の物を見てもらうことができます。私は画像認証のパソコン画面を見ていただいたり、ジャズピアノの先生に書いていただいた楽譜のタイトルを見ていただいて点字シールを貼って判るようにしたりしています。

Sullivan+ (blind, visually impaired, low vision)は、iPhoneのカメラでとらえたイメージの描写、明るさ、拡大、文字認識などを一つのアプリでできます。文字認識も正確で、大変気に入っています。

BlindSquareは、GPSを使って周りの施設の情報を音声で知らせてくれたり、目的地まで案内してくれるアプリです。Google マップも、「詳しい音声案内」を有効にすることで、視力がなくても使いやすくなってきましたので、私は併用しています。

信GOは、音響信号機でなくても、信号が変わったことを教えてくれたり、歩行時間の延長、押しボタンがわからなくてもスマホで操作できるという、優れたアプリのようです。残念ながら対応している信号機が少なく、私はまだ使うことができません。夜間は近所迷惑になるということで音が鳴らなくなる信号機も多いので、ぜひ普及してほしいです。

体温計よんでは、市販の体温計の液晶画面だけを認識するように作られたアプリです。音声体温計が製造中止になった今、とてもありがたいアプリです。

アクセシビリティに特化していなくても、便利に使えるアプリはたくさんあります

Yahoo!乗換案内は、マイ時刻表に登録してあるリストから、直近の列車のホーム(乗場)を表示してくれるので、曜日によって発車するホームが違う列車の点字のメモを持ち歩かなくてよくなりました。

EPARKお薬手帳は、薬局でもらったQRコードを読み取って登録できるアプリです。処方歴や効能、副作用、薬価などを確認できます。他のアプリでは、QRコードを枠の中に入れないと読み取れないものもありましたが、このアプリは適当にカメラを向けるだけで読み取ってくれます。

Smart Life - Smart LivingAmazon Alexaと連携させることで、リモコンの液晶画面が見えなくても、冷暖房切り替えや温度設定ができるようになりました。

マイクロソフトがIEのサポートをやめてしまいましたので、パソリを使えなくなる日はそう遠くないでしょう。Edy Viewerクロームやファイアーフォックスには対応する気がないようです。Edyカード用楽天Edyアプリは、iPhoneの背面にEdyカードを当てるだけで、残高確認やEdyギフトのチャージができます。

コロナ禍でなくてはならなくなったZOOM Cloud Meetings、ミュートのオンオフは、通常の電話の応答/切断と同様、2本指ダブルタップで可能です。通常は、ボイスオーバーの音声は相手には聞こえないので、安心して会議中も操作できます。

ディクタフォン - 音声レコーダー&ボイスメモも、2本指ダブルタップで録音の開始/ポーズを切り替えることができるICレコーダーアプリです。ポーズにしておいてから停止ボタンを押せば、ボイスオーバーの音声を混在させずに録音することができます。

テレビ番組表 - TVListは、いろいろインストールした中で最もボイスオーバーで操作しやすいと思ったアプリです。一週間後までの番組表と、内容を表示させることができます。私は衛星契約をしていないので、地上波の愛知県のみ表示するようにしています。

画面収録機能

コロナ禍で、オンライン配信を視聴することが多くなりました。仕事で聴きたい講話を聴けないときに便利なのが、画面収録です。

ただ、横画面でコントロールセンターを呼び出すのはボイスオーバー有効時には難しいです。

そこで私は、設定→アクセシビリティ→ボイスオーバー→コマンド→タッチジェスチャー→二本指で四回タップに「コントロールセンター」を割り当てています。

ただこの機能、「ZOOM Cloud Meetings」では音声は収録できないようです。

健康維持のために

コロナが流行する前から仕事が定時で終わった日は、母と一時間くらい散歩していましたが、オンラインの勉強会ばかりで休日の外出は少なくなりました。

そこで始めたのがスギサポ walkです。ただ目的なく歩くよりも、スギ薬局を目指して歩くことで、マイルがたまり、ポイントに交換・買物に使えます。

ネスカフェ バリスタ用 カートリッジ エコ&システムパックやトイレットペーパーも、今まで買っていたスーパーマーケットよりもスギ薬局のほうが安いです。

Coke ON(コークオン)は、コカ・コーラの自販機で、視覚障害者も自力で飲物を選んで購入できます。選んだ飲物を確定するとき、ダブルタップした後上にスワイプしなければならず、ノロノロしているとタイムアウトしてしまうなど、少しコツが要りますが・・・・

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